ここではMySQLで、binary属性とunsigned属性について紹介しています。
binary属性とは
データ型を宣言するとき、binaryオプションを指定することで、カラムの値を大文字と小文字を区別するようになります。
※MySQLのデフォルト設定ではCHAR、VARCHARは大文字と小文字を区別しません。
binary属性の付け方
binary属性はCREATE TABLE文でつけることが出来ます。
CREATE TABLE テーブル名(
列名 データ型 binary
);
既に作成したテーブルについては、ALTER TABLE文で属性を追加することが出来ます。
ALTER TABLE テーブル名
MODIFY COLUMN 列名 データ型 binary;
unsigned属性とは
データ型を宣言するとき、UNSIGNEDオプションを指定することで、符号なしの範囲で値を扱うことが出来ます。unsigned属性の有無によって、値の範囲が次のように変化します。
型名 | サイズ | 値の範囲(符号あり) | 値の範囲(符号あり) |
integer | 4バイト | -2147483648~2147483647 | 0~4294967295 |
int | 4バイト | -2147483648~2147483647 | 0~4294967295 |
tinyint | 1バイト | -128~127 | 0~255 |
mediumint | 3バイト | -8388608~8388607 | 0~16777215 |
smallint | 2バイト | -32768~32767 | 0~65535 |
bigint | 8バイト | -9223372036854775808~9223372036854775807 | 0~18446744073709551615 |
unsigned属性の付け方
unsigned属性はCREATE TABLE文でつけることが出来ます。
CREATE TABLE テーブル名(
列名 データ型 unsigned
);
既に作成したテーブルについては、ALTER TABLE文で属性を追加することが出来ます。
ALTER TABLE テーブル名
MODIFY COLUMN 列名 データ型 unsigned;